誰もが知りたい「幸せになる方法」。実業家から知識人、芸能人まで、3000人以上の著名人にインタビューしてきたブックライターで、著書『人生で一番大切なのに誰も教えてくれない幸せになる技術』を上梓した上阪徹氏は、「幸せの真実」を著名人たちから教わったそう。その中の一人が、ソフトバンク創業者の孫正義さんだ。なぜ彼は、屈指の成功を収めることができたのか? 本人の言葉から、その秘密に迫った。
人はなんのために働くのか
「誰かの役に立てること=幸せ」
このことに気づいてから、どうして人が成長していかないといけないのかにも気づけた。
理由はシンプルだ。成長できれば、より大きく役に立てる、それだけ役に立つことが増えていく、自分の喜びも大きくなるからである。
結果を出したい、評価されたい、稼ぎたい、とギラギラしているわけでもないのに、ときどき成長意欲がすこぶる強い人に出会うことがある。
それは成長することがうれしい、楽しいというのも、それだけ大きく役立てるようになるから。それだけ多くの人を喜ばせられるからだ。
どうして孫さんがこれほどの起業家になったか。
それは大きな志があったからに他ならない。
「自分のために働くな、広く世の中のために働け」ということである。
多くの人が、ぼんやりとであっても、夢や目標は持っている。しかし、それは多くの場合、個人の夢や目標である。それをどのくらい外に向けられるか。
最近では、多くの企業が理念やミッション、ビジョンに注目し始めている。これこそまさに「志」だろう。お金儲けだけでは、もはや人や組織は動かない。大きな力を発揮する「志」が必要なのだ。それは個人も同じである。
「志」を持って行動し、その結果として得られるものは、とても大きな幸せ感を生む。なぜなら、より多くの人の役に立てるからである。
新型コロナウイルスの情報で右往左往しますが、こういう時こそ自分の人生の意味について考える必要があります。
コメント