バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」 5兆円の最終赤字に

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新型コロナ:バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」: 日本経済新聞
【ニューヨーク=宮本岳則、伴百江】著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは2日、年次株主総会を開いた。
バークシャーの年次株主総会はオンラインで中継した=ロイター

バークシャーの年次株主総会はオンラインで中継した=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則、伴百江】著名投資家ウォーレン・バフェット氏は2日開いた米バークシャー・ハザウェイの年次株主総会で、デルタ航空など保有する米大手エアライン4社の株式をすべて売却したと明らかにした。「(新型コロナウイルスによって)世界は変わる」と述べ、感染が収束しても乗客数は戻らないとの見方を示した。

バークシャーが売却したのはデルタのほか、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の4社。バフェット氏は2月にデルタ株をいったん買い増したことについて「間違いだった」と話した。

航空業界について「コロナの影響がいつまで続くかもわからない。旅客機の席数も供給過剰だ」と指摘。これまでの出張の一部がビデオ会議に移るなどコロナ問題を経て構造的な変化が起きることも想定し、投資判断を変えた可能性がある。

米航空株はバフェット氏の「お気に入り銘柄」として知られていた。米調査会社ファクトセットによると、バークシャーはデルタ株の発行済み株式数の9%を握る筆頭株主だった。アメリカンやサウスウエスト、ユナイテッドも第2位株主に名を連ねていた。

バークシャーの年次株主総会は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、株主出席なしのオンライン中継となった。バフェット氏は危機を乗り越えてきた歴史に言及し、「何事も米国の成長を止めることはできない」と強調。同日公表した2020年1~3月期決算は株安で497億ドル(5兆3100億円)の赤字となったが、米国株に強気の姿勢を崩さなかった。

ただ、航空業界については「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な考えを示した。

バークシャーの業績にもコロナ禍による株安が直撃した。20年1~3月期決算は、最終損益が497億ドル(5兆3100億ドル)の赤字となった。赤字額としては過去最大だ。前年同期は216億ドルの黒字だった。バークシャーは米アップルや米バンク・オブ・アメリカなど上場株を投資目的で1807億ドル保有する。2月以降の株安で評価損が膨らんだ。

米国では17年12月以降に始まる会計年度から、企業が保有する上場株の評価損益を純利益に反映させる会計基準が適用された。上場株を多く保有するバークシャーの最終損益は相場で振れやすくなった。鉄道やエネルギーなど連結対象事業の収益動向を映す営業利益は安定している。20年1~3月期の同利益は58億ドルとなり、前年同期比6%増となった。

投資の神様が長期保有と言ってたのに5兆円の損切りしてでも撤退なのですね。。

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