積水ハウスがブロックチェーン技術を活用した新サービス開発を発表

Business

6月8日、積水ハウスはブロックチェーン技術を活用したサービスの開発を発表した。

このサービスでは、物件内覧や契約といった賃貸住宅の入居時に必要な各種手続きを簡素化するサービスで、2021年3月までの提供開始を目指している。

ブロックチェーンを活用した新しいシステム

今回積水ハウスが発表したシステムは、ブロックチェーンを活用したシステムである。

ブロックチェーンは、その特性から仮想通貨等で使われている仕組みで、データの改ざんや削除が難しく、システムダウンが起きないという特徴があります。

似たようなシステムに「データベース」があるが、これは中央集権的なシステムであり、サービスを提供する管理者を必要とする。

データベースで管理される内容は管理者の一存により、サービスの停止、データの削除、最悪の場合はデータの改ざんが行われてしまう可能性をはらんでいる。

一方でブロックチェーンは、たとえサービス提供者でもデータの削除や改ざんは行えない。

 

積水ハウスの開発するサービスは「NEXCHAIN(ネクスチェーン)」が提供するシステムを利用する。

NEXCHAINは、2020年4月に発足した企業であり、企業間の情報連携を推進するコンソーシアムである。

6月10日現在、立ち上げに参画した積水ハウスを含む18の企業が参画している。

 

積水ハウスが提供するサービスでは、内覧から引っ越しまでのあらゆる手続きの簡素化が可能となる。

従来の手続きでは、何度も物件に足を運んで手続きをしなければならず、保険等のサービス提供事業者ごとに本人確認書類をはじめとした各種書類を幾度となく提出する必要があった。

今回発表されたサービスを導入することで、顧客の情報を各事業者間で共有することが可能となる。

本人の同意があることはもちろんのこと、セキュリティ面でも十分な安全性を確保しつつ、入居までの各種手続きを簡素化、利便性の向上を目指す。

 

このサービスは積水ハウスで提供している「シャーメゾン」で導入予定。希望する入居者に提供する見込みだ。

シャーメゾン入居者はこのサービスを利用することで、内覧前に入力する「内覧申し込み時の情報入力の簡素化」がなされ、実際の内覧時には「スマートロックを活用した立ち会いのない内覧」が実現する。

また、入居前の電気やガス、水道のインフラの開通手続きにおいて「生活インフラサービスの手続きの簡素化」がなされる。

 

具体的には、賃貸マンション契約前の内覧時に個人情報を不動産屋で記入し、さらに実際に賃貸契約する際にも個人情報を記入。

電気やガス、水道といった各種ライフラインの手続きや、保険に加入する際にも個人情報が必要となるが、こういった手続きが一度の個人情報入力で完結する。

NEXCHAINが推進する「Society 5.0」

NEXCHAINが実現を目指す「Society 5.0」が進むことで、本人情報を複数の企業間で共有し、社会全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)が大きく進展することが期待されている。

Society 5.0では企業同士が議論できる場を設け、各社の持つデータを連携させることによって、顧客にも企業にも有益なエコシステムの構築が進むこととなる。

 

今回積水ハウスで導入が進められているシステムもまた、Society 5.0の一部だ。

ワンストップで内覧から引っ越しまでの手続きが済むことで、入居やライフライン、保険、通信に至るまですべての手続きが省略され、入居に至る面倒な手続きが簡素化されることとなる。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました