新店舗開店や新商品発売|ユニクロが仕掛ける新たな戦略

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ユニクロは19日、国内最大級となる店舗「ユニクロ トウキョウ」を東京銀座にオープンさせる。

ユニクロは、現在国内に811店舗、アジアを中心にアメリカやヨーロッパ等24の国と地域に1,431店舗を展開しており、今回オープンする「ユニクロ トウキョウ」はその旗艦店となる見込み。

売り場は4フロアで展開され、その広さは吹き抜け部分を含めると4,950平方キロメートルにも及び、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーと幅広いジャンルの商品が取り扱われる。

新型コロナウイルスでアパレル業界も厳しい状況が続く中、その現状に逆行するかのような新店舗オープンとなる。

コロナ禍における小売業

国内の小売業は、新型コロナウイルス流行に伴い訪日外国人観光客が減少したことで大きく落ち込んでいる。

そこに追い打ちをかけるように国内でも外出自粛ムードが広がったことで、苦境に立たされることとなった。

このような状況の中であえて旗艦店と呼ばれる店舗をオープンさせたのかについて、ファーストリテイリングの会長兼社長である柳井正氏は、「コロナの影響は長くとも1年。逆にこのような状況の中で旗艦店を作る人はいないため不幸ではあるが幸運だ。」と答えている。

さらに店舗が日本を代表するハイストリートである銀座の端に店舗を構えたことで、東京駅から銀座や日本橋へと人の流れを誘導することで、銀座エリアの再編になればという想いを語った。

 

また、コロナ禍における小売業について柳井正氏はこう語っている。

「顧客のためになる店舗は、店舗の存在意義や働く人の使命感、陳列されている商品のクオリティが保たれている。これからの時代の小売店は、そういった顧客のためになる店舗が生き残ると思う。逆にこれ以外の店舗は生き残ることは難しくなるのではないか。」

19日には新商品発売も

さらにユニクロでは19日に新商品「エアリズムマスク」の発売を発表している。

新型コロナウイルス流行によって、マスクの需要が大きく高まり、施設によってはマスクの着用なしでは入場、来店できない施設も増えてきている。

 

一方でこれからの季節に問題になるのが熱中症だ。

すでに6月8日~6月14日の間に熱中症で搬送された人は全国で1,586人にものぼり、昨年同時期と比べると3倍にも増加。

これからさらに暑くくなっていく中で、マスクの着用により脱水症状に気づかないまま熱中症を発症する人が増えると予測されており、厚生労働省もホームページで、「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」というページを公開、注意を呼び掛けている。

 

19日に発売が開始される「エアリズムマスク」は、内側から「エアリズム」、「飛沫や細菌、ウイルスが付着した粒子や花粉をブロックする高性能フィルター」、「紫外線を約90%カットするメッシュ素材」の3層構造となっている。

中間部分の高性能フィルターは、20回洗濯してもその効果が持続するとあって感染防止に期待が高まる。

19日の発売開始日には購入制限がしかれており、1人各サイズ1パック合計3パックまでの購入に限られるものの、毎週50万パック(150万枚)が生産される見込みで、海外での販売も予定されている。

 

柳井正氏は会見で、「コロナによって時代が変わり、その流れが速くなった。これまで10年かかっていたことが1年で過ぎる世界に変わってきている。コロナが2020年を象徴する一方で、2020年は同時に再起の時代となる。再起の時代を象徴する店舗を作りたい。」とも語っている。

消費が大きく落ち込んだ小売業界ではあるが、ユニクロの新店舗オープンは再起の契機となりえるかもしれない。

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