米・コロナパーティー参加者死亡「自分は過ちを犯したみたいだ」

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アメリカのテキサス州にて、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パーティー」に参加した30歳の男性が新型コロナウイルスに感染し死亡したことを、7月13日にAFPが報じた。

死亡が明らかになったのは12日。男性の治療を担当した医師がメディアを通して明らかにした。

アメリカで増加している「コロナパーティー」

アメリカでは「コロナパーティー」と呼ばれるイベントが各地で開催されている。

イベントには意図的に新型コロナウイルスに罹患している人や、ウイルスを保有している人が参加しており、参加者の新型コロナウイルスへの感染を目的としている。

新型コロナウイルスに感染していると診断された人がパーティーを主催し、友人を招いている例もあるという。

中には最初に感染が確認された人が賞金を受け取るというルールが設けられたものもあり、政府や医療機関はこのことに警鐘を鳴らしている。

 

ワシントン州のジョン・ウィースマン州保健相はこのような状況に対して、「パンデミック(世界的な大流行)のさなかに集まることはとてつもなく危険で、入院どころか死亡する危険が高まる」とその危険性を指摘。

さらに現段階では、新型コロナウイルスについて詳細が解明されておらず、一度罹患し回復した人が長期的な免疫を得るかどうかが分かっていないことや、感染者に長期的な健康問題の危険性があることについても触れている。

 

此度報道されたテキサス州の事例以外にも、アメリカで開催されたコロナパーティーの中には感染者や死亡者がでたケースもある。

シアトルの南東420キロの場所にあるワラワラ群の当局が、郡内で感染が確認された人の中にコロナパーティーの参加者がいると報告している。

感染者に対し接触者について追跡調査をしたところ、感染者のうち25名がコロナパーティーに参加していたことが発覚した。

アメリカの新型コロナウイルス感染者

アメリカでは7月14日現在343万人以上の感染者が確認されており、世界で最も感染者が多い国であるうえに、死亡者も13万人8,000人を超えている。

テキサス州サンアントニオにあるメソジスト病院のジェーン・アップルビー医療主任は、今回死亡した男性について、「”自分は過ちを犯したみたいだ”と看護師に語っていた。痛ましいことだ。」と話した。

また、死亡した男性が新型コロナウイルスを作り話だと思っていたと話していたことも明かしている。

一時「若者には罹患しない、罹患しても軽症で済む」という情報が広がったこともあり、自分は若く感染しない、もしくは感染しても重症化しないと思っている人も多い。

アップルビー医療主任によると、実際にこの男性も自分は若く、無敵で、感染しないと信じていたという。

 

アップルビー医療主任は、今回死亡した男性のように感染や症状の深刻さについて理解していない人が多いことに対して警鐘を鳴らしている。

自身の症状が深刻に見えずとも、血中酸素濃度や検体を検査すると、思っているよりも重症化しているケースもあり、感染リスクについて真剣に考えるように呼び掛けている。

 

また、パーティーに参加した人自身は重症化せずとも、自宅にウイルスを持って帰ることで一緒に住む両親や祖父母など比較的重症化しやすい人にウイルスを移す可能性も高い。

アメリカでは国内での感染が拡大していることから、新型コロナウイルスに感染した場合14日間の自主隔離を義務付け、違反すると軽犯罪に問われ罰金を科される州もある。

 

日本では大規模なイベントはいまだ自粛傾向にあるものの、小規模なイベントは各地で開催されている。

「コロナパーティー」とまではいかずとも、開催側参加者側ともに感染症対策を十分に講じていなければ、今回話題になったような大規模感染につながりかねない。

今回のようなコロナパーティーはもってのほかだが、個人での予防策や外出、旅行に対する倫理感が問われているのかもしれない。

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