12億ドル赤字のTwitter、サブスク導入を検討

Business

以前Twitterでは、6月下旬にシニアフルスタックソフトウェアエンジニアの求人を公開していた。

Twitterがサブスクリプションサービスを開発開始
Twitterは、6月下旬にシニアフルスタックソフトウェアエンジニアの求人を公開した。 この情報から、Twitterが「Gryphon(グリフォン)」というコードネームのチームを組織し、その下で新たなサブスクリプションプラットフォーム...

当初は新たなサブスクリプションプラットホームの開発に携わる人材の募集であることが公開されていたものの、Twitterはその後サブスクリプションプラットホームに関する文言を削除していた。

Twitterのサブスクリプションサービス

Twitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏は、現地時間7月23日に今年中にサブスクリプションプラットホームのテストを実施する可能性について言及した。

Twitterで新たに導入されると検討されているサブスクリプションプラットホームは、一定の料金を支払うことでタイムライン上に表示される広告が表示されなくものであるとされている。

このようなサブスクリプションサービスは、YouTubeやSpotifyといったほかのプラットフォームでも導入されており、YouTubeでは月額1,180円で、Spotifyは月額980円で加入可能。

 

現在多くのSNSにおいて無料でサービスを提要しており、ユーザーを対象としたターゲッティング広告にて広告主からの広告料を主な収入源としている。

Twitterも多くのSNS同様、広告収入が主たる収入源であったものの、サブスクリプションサービスを導入することで、新しい収益ラインが広告事業を補完することを目指す。

今回の発表でジャック・ドーシー氏は、無料サービスを提供しながらターゲッティング広告にて収入を得る従来のスタイルを維持しつつ、サブスクリプションサービスなど追加サービスごとに課金する構想を示唆している。

 

ジャック・ドーシー氏は無料利用が前提のSNSにおいて、有料サービスを提供することは「極めてハードルが高い」と話した。

広告を非表示のサブスクリプションサービスの提供は検討している一方で、「最初の10回のツイートは無料」といったツイートそのものに料金が発生するプランは現在では考えていないとみられている。

サブスクリプション導入の背景

今回Twitter社がサブスクリプションサービスの導入を検討するに至ったのは、広告収入の大幅な減少が背景にあるとされている。

コロナ禍において多くの広告主がキャンペーンを中止したことが原因だ。

同社では2020年第2四半期(4月~6月)決算において、売上高が前年同期と比べて19%減となる6.8億ドル、最終損益では12億ドルもの赤字を計上した。

 

Twitter社における広告収入は収益の82%を占めており、大部分を占める広告収入の減少を新たなサービスの提供により補填する予定であり、ジャック・ドーシー氏はこのテストによって、新しい収益ラインが広告収入を補完できるものであるかを確認したいと話している。

SNSの今後が変わる契機となるのか

Twitterが今回検討しているサブスクリプションサービスは、今後のSNSのあり方を変える契機となるのだろうか。

Twitterのヘビーユーザにとっては、トラッキングや求めていない広告、タイムラインの時系列を乱すアルゴリズムから解放されるのであれば、ある程度料金が発生してもサブスクリプションサービスに登録するという声もある。

新たなサービスの提供には、今後のSNSの在り方が変わる可能性もはらんでおり、多くの人が注目している。

 

Twitter上でも今回の発表について多くの意見があがっている。

 

先日Twitterで発生した大規模な乗っ取り事件の影響で、セキュリティー対応などの対応に追われているTwitter社であるが、日本の大企業の中にも集客や広報の一環としてTwitterを利用している企業も多く、サービスがなくなると困る人も多いのが現実だ。

新たなサブスクリプションサービスのスタートで、これからのSNSが変わる契機となるかもしれない。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました