Googleがアメリカとヨーロッパ間に海底ケーブルを設置

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アメリカ時間7月28日、Googleはアメリカからイギリスとスペインまで北大西洋を経由してつながる海底ケーブルを設置する計画を発表した。

このケーブルはGoogleにとって4番目の海底ケーブルとなり、コンピューター科学者にちなんで「Grace Hopper」と名付けられた。

そもそも海底ケーブルとは

海底ケーブルとは、海底に設置された送電用の伝送路を指す。

その送電能力は2,100枚のDVDを1秒で送信できるほどの力があるとされており、世界の通信を支えている。

ケーブルは一般的に8,000メートル級の深海に敷かれているか、埋められているかのどちらかだが、そのどちらにせよ海底の800キロの水圧や6トンの張力に耐えうるものでなくてはならない。

現在海底ケーブルは需要が非常に高いにもかかわらず、設置などはアメリカのSubComが約4割、日本のNECが約3割、フランスのAlcatel-Lucentが約2割と、3社のみで世界の9割以上のシェアを握っている。

 

29日には、チリ政府が検討している海底ケーブルの設置に関して、中国が提案していたチリ⇄上海ルートをおさえ、日本政府が提案していたニュージーランド経由でオーストラリアにつなぐ約13,000キロのルートに決定したことが発表された。

これはNECが設置を担うのではないかとされている。

Googleの設置する新しい海底ケーブル

今回新しい海底ケーブルの設置を発表したのはGoogleのグローバルネットワーク担当バイスプレジデントであるBikash Koley氏。

Bikash Koley氏は発表で、国際インターネットトラフィックの98%は海底ケーブルによって世界につながっていることに触れ、世界中の情報を瞬時に共有、検索、送受信できるのは、このような海底を縦横無尽にめぐるケーブルで結ばれている広大な海底ネットワークであると述べた。

 

Googleでは、此度発表した「Grace Hopper」について、2022年の開通を目指して計画を進めており、設置についてはSubComが担うと発表。

SubComはGoogleが現在保有している3つの海底ケーブルのうち2つのケーブルの設置も請け負った経験を持つ。

Grace Hopperが設置されることで、Googleが計画するマドリッドの新しいクラウドデータセンターの拠点増設を大きく後押しする。

Googleの保有する海底ケーブル

前述の通り、今回設置が発表されたケーブルはGoogleにとって4番目の海底ケーブルとなる。

現在Googleではほかに3つの海底ケーブルを保有しており、それぞれアメリカと南米を結んでいる「Curie」、アメリカとフランスを結んでいる「Dunant」、ヨーロッパとアフリカを結んでいる「Equiano」と名付けられている。

GoogleがFacebookと計画しているロサンゼルスから香港を結ぶ「Pacific Light Cable Network(PLCN)」のように、Googleは他にも他社と共同して多くの海底ケーブルを運用している。

一方でこのPLCNに関しては、2019年からはアメリカ政府が国家安全保安上の理由から、計画阻止に動いているとされている。

 

今の時代では日常的に使われているサービスの多くがインターネットありきで提供されており、日常の一部としてすでに欠かせないものとなっている。

2020年3月には、従来よりも通信速度が速くなる5Gを用いた通信サービスも開始し、さらにインターネットが生活における重要な役割を果たすようになってくると予測される。

直近の話題で言うと、新型コロナウイルスの感染拡大がインターネット社会の前進に大きな拍車をかけていることもあり、ネット通信環境がインフラの一つとして地位を確立している。

これからもインターネットを取り巻く環境は加速度的に発展していくと考えられる。

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