8月7日、ブルーボトルコーヒージャパンは「ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)」専用の自動販売機を渋谷の駐車場に設置した。
ブルーボトルコーヒーとは
ブルーボトルコーヒーは、2015年2月に東京の清澄白河で日本1号店がオープンしたアメリカ発のコーヒー店である。
クラリネット奏者であったジェームス・フリーマン氏が、本当においしいコーヒーを作るために2002年に自宅のガレージで始めたのがきかっけでスタートした。
ブルーボトルコーヒーの始まりからもわかるように、店舗で提供される「マイクロブリューコーヒー」は一杯一杯丁寧に入れるのが特徴だ。
これまで日本に進出してきたスターバックスやタリーズなどのアメリカ発のコーヒーショップは、深入り豆を使用したエスプレッソが一般的であったが、ブルーボトルコーヒーではドリップコーヒーをメインに提供し、さらに店舗ごとに個性を出した、味を最優先した入れたてのコーヒーを提供することを目指している。
ブルーボトルコーヒーが一杯一杯を丁寧に入れるようになったのは、ジェームス・フリーマン氏は日本の純喫茶から着想を得たとも言われている。
渋谷に設置された自動販売機
渋ブルーボトルコーヒージャパンが渋谷に設置した自動販売機は「ブルーボトルコーヒー・クイック・スタンド(BLUE BOTTLE COFFEE QUICK STAND)」と名付けられ、渋谷1丁目にある「三井のリパーク」の駐車場にて2台が稼働している。
ブルーボトルコーヒーが自動販売機で発売されるのは初の試みとあって世間からの注目を浴びている。
自動販売機で提供する商品は、ブルーボトルコーヒーの店舗同様国内にある自社焙煎所で焙煎したコーヒー豆を使用するとともに、シーズンに合った商品を用意し季節ごとにラインナップを入れ替える予定。
自動販売機での支払いがキャッシュレスのみであることも注目されており、交通系ICカードかクレジットカードのみ使用が可能だ。
販売されている商品ラインナップ
今回設置された自動販売機に設置されている商品は下記の通り。(価格はすべて税抜き)
- ブルーボトルコーヒーの定番ブレンド「ベラ・ドノヴァン」のコーヒー豆(200g):1473円
- オーガニックの水出しコーヒー缶「コールドブリュー缶」(各236mL):582円
- 独自製法でコーヒーを粉末化した「ブルーボトル インスタントコーヒー」(5本入り):1473円
- 環境に配慮した素材で作られた「ブルーボトル エコカップ」:1800円
通常自動販売機で販売されている商品に比べると高額であるうえ、ブルーボトルコーヒーの最大の魅力である一杯ずつ丁寧にドリップしたコーヒーが自動販売機で楽しめるのかという声もある。
噂のブルーボトルコーヒーの自販機買ってみた☕️
缶コーヒー1本640円!でも、640円で西海岸で飲むいつもの味が買えると思えば安いのか?
5年後くらいにまた買うと思う pic.twitter.com/4QC64sx5zu
— 豆腐屋の息子 (@ABC_EMIotto) August 10, 2020
しかしながらSNSでは実際に自動販売機で商品を購入した人から「美味しい」との感想も上がっている。
不思議な自販機を会社帰りに見つけた。このロゴは「ブルーボトルコーヒー」ではないか…!!調べてみたら今日から設置されているらしい。
缶コーヒー236mlで640円!!!しかし味は流石ブルーボトルで、超本格的なアイスコーヒー。うまい。
今のところ渋谷にしかないらしいので、ぜひ探してみては。 pic.twitter.com/VLEZu7HSej— しゃる (@_shalu_) August 7, 2020
中には缶コーヒー1つ税込640円という値段に対して、日本には現在19店舗出店しているが、カフェまで赴く手間を考えると高い値段ではないと考えている人もいるようだ。
ブルーボトルコーヒーについては自宅のガレージから始まったことや、そのスタイリッシュなブランドイメージから「コーヒーショップ界のApple」との呼び声もあり、これからの動向にも注目が集まっている。
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