AppleとGoogleがフォートナイトのアプリを削除

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8月13日、アメリカのAppleとGoogleは、アメリカのエピックゲームズが提供するバトルロワイアルゲームの「フォートナイト」と両社のアプリ配信サービスから削除したことを発表した。

削除の原因は、エピックゲームズが独自の課金システムを導入し、両社がアプリ内課金時に課している手数料を回避しようとし、これが規約違反に当たることだとした。

フォートナイトとは

フォートナイトとは、世界で数億人がプレーしているともいわれている世界的に人気のオンラインゲームで、サードパーソン・シューティングゲームの要素に、素材を集め壁や建物を建築するクラフト要素のあるゲームだ。

オンラインの対戦だけでなく、CO-OPモード(PvE)やサンドボックスゲームモードがある。

多くの人が利用しているバトルロイヤルモードでは、2018年2月には掃除接続プレイヤー340万人を、11がつには830万人に達し、2019年2月に開催した「マシュメロ」をのコラボイベントでは、1,000万人を超えるプレイヤーが同時に接続したと言われているほどの人気だ。

 

アプリは基本的に無料で利用できるものの、ゲーム内のキャラクターの外見を変えられる「スキン」と呼ばれるアイテムや、追加パックの販売で収益を得ており、2018年4月には月間売り上げが2億9,600万ドル(約325億円)に達したことから、欧米では社会現象になっていると報道されている。

なお課金アイテムである「Vinderbucks」(略称「V-Bucks」)はオンライン対戦、CO-OPモード(PvE)、サンドボックスゲームモード共通で利用でき、1,100v、2,800v、5,000v、13,500vの4種類を購入可能。

購入した「Vinderbucks」はゲーム内のスキンやエモートなどの購入に使用でき、「世界を救え」モードではスキンがステータスに影響する。

AppleとGoogleがアプリを削除

最初にアプリを削除したのはAppleであった。

従来Appleでは、アプリ市場で課金時に販売額の30%を手数料として回収しており、エピックゲームズはこの手数料を回避するためのシステムを開始し、Appleの決済システムを使用せずに課金をすることで、ユーザーが最大で20%の割引が受けられるとしていた。

一部のアプリ業者では、この手数料について「アップル税」と呼び批判しているものの、エピックゲームズが手数料を回避するシステムを導入したことで、Appleのガイドライン違反となったことで、Appleはフォートナイトをアプリ配信サービスから削除。

続いてGoogleもフォートナイトをアプリ配信サービス「Googleplay」から削除したものの、GoogleのOSである「Android」を搭載したスマートフォン端末からはこれまで通りインストールが可能だという。

エピックゲームズがAppleを提訴

同日アプリの削除を受け、エピックゲームズはAppleを提訴したことを発表したものの、今回の提訴が単にAppleのアプリ削除を受けたものではないことが明らかとなっている。

というのも訴状は60ページにも及び、さらに弁護士の一人にはオバマ政権時代に司法省の反トラスト部門を率いたクリスティーン・バーニー氏の名前がある。

 

エピックゲームズは提訴について、AppleやGoogleといったアプリのプラットホーム事業者がサービスの売上の30%を手数料として徴しているため、AppleやGoogleの決済システムを利用した課金には割引を適用することができないと説明。

さらにApple側やGoogle側が将来手数料を引き下げるのであれば、エピックゲームズは値下げされた分をプレーヤーに還元するつもりだ」と話している。

CM動画によるAppleへの抗議を実施

加えてエピックゲームズは、過去にAppleが過去にIBMを批判したCMのパロディー動画を作成し公開。

ジョージ・オーウェルの小説「1984年」をモチーフに作られたCM内で、Appleを支配的立場にある独裁者として描いているという。

 

この一件により、Appleの運営方針を精査する動きが強まり始めていることを浮き彫りにした。

エピックゲームズは訴状において、Appleがアメリカの反トラスト法に移封しており、アプリ流通の過程で競争を阻害する独占的な力を行使していると主張している。

 

世界に広くユーザーのいるゲームとあって、裁判の行方は世界的に注目されている。

今回裁判所で下される判決が、アプリ市場に大きく影響していくのは間違いない。

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