noteの不具合でユーザーのIPアドレスが漏えい

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8月14日、文章や音声、写真、イラストなどの情報を発信できるプラットフォームである「note」で、記事を投稿した人のIPアドレスが外部から閲覧できる不具合が生じていたことが明らかとなった。

noteでIPアドレスが漏えい

note社の発表によると、noteのユーザーが直近でログインしたIPアドレスが、記事詳細ページのソースコードから確認できる状態であったという。

IPアドレスが確認できる不具合は、8月14日の10時40分に検知され、一度note全体のアクセスを遮断したうえですでに修正されている。

 

note社は、一般的なIPアドレスから個人情報の特定に至る例はないということに触れ、IPアドレスで特定の個人の住所や個人情報を入手したり、IPアドレスから他のサイトへのアクセス履歴を本人だと断定することはできないと報告。

一方でネットでは有名人のnoteからIPアドレスが判明し、匿名掲示板である5ちゃんねるの書き込みをしているIPアドレスが一致しているということも話題となっている。

そもそもIPアドレスとは

IPアドレスとは、インターネット上の住所のようなもので、ネットワークに接続する機器を判別するための識別符号である。

パソコン、スマートフォン、タブレット、ルーターといったインターネットに接続している機器はそのすべてにIPアドレスが割り当てられており、ネットワークにおける位置を識別する情報をして利用されている。

 

IPアドレスはあくまでもインターネットに接続されている機器を判別するための情報であるため、同じIPアドレスだからと言って、同じ人だとは言い切れない。

というのも、通常インターネットに接続する際にはキャリアやプロバイダと契約しインターネットを利用するが、割り当てらるIPアドレスは、個人に一つというわけではなく、インターネット接続のたびにキャリアやプロバイダからその都度割り当てられたIPアドレスを利用することになる。

つまり時点が異なると、同一人物であっても異なるIPアドレスを利用する可能性や、同じIPアドレスを違う人が利用する可能性は大いにあり、時点が違う書き込みのIPアドレスが同じだからと言って、書き込んだ人物が同一人物だとは言えない。

IPアドレスによって個人が特定される可能性は?

一方で常時接続されているルーターを利用しているなど、同じIPアドレスを同一人物が長期間利用する可能性も大いにある。このような場合人物が特定される可能性もうまれるという。

 

例えば7月1日に投稿されたnoteの記事のIPアドレスと8月1日に投稿された際のIPアドレスが一致した場合、投稿したユーザーがこの期間中同じIPアドレスを利用した可能性が高い。

もちろん偶然に同じIPアドレス割り当てられた可能性も否めないものの、その可能性は非常に低い。

同一IPアドレスを利用していたとされている1か月間において、IPアドレスから個人を特定されたり、サイトの利用履歴や投稿履歴から個人が判明する可能性は否めない。

過去には実際にこういった確認方法で、違う時点の書き込みを同一人物であると確認した裁判事例もあるという。

 

しかしながら、家庭で利用されているWi-Fiや職場で利用されているWi-Fiなど、同時に多数の人が利用する場合は、同じルーターを使用している限り同じIPアドレスが割り当てられるため、外部から見ると利用者全員が同じIPアドレスに見える。

このことから、IPアドレスはあくまでも接続の場所などを判別するまでで、IPアドレスが個人の特定に必ずしも結びつくとは言えない。

 

IPアドレスの漏洩が個人情報の漏洩や特定には直接つながる可能性は低いとはいえ、ユーザーに個人情報に対する不信感を募らせてしまったことには間違いない。

noteには課金システムが導入されていることから、クレジットカード情報を登録しているユーザーもおり、高いセキュリティが求められている。

noteの今後の対策やセキュリティ方針についての方針が注目されている。

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