シルバーウィーク突入|ホテル稼働率40%上昇も

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4連休「シルバーウィーク」となる今回の週末は、新型コロナウイルスの感染が拡大してから初めて各地に観光客が訪れ賑わいを見せた。

沖縄では那覇空港に多くの観光客の姿が

19日午前中の那覇空港には、家族連れを中心に多くの観光客が到着する様子が見られた。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、観光客の沖縄来訪を自粛する呼びかけなども行われていたものの、久しぶりに賑わいを取り戻すこととなった。

航空会社や沖縄県内のホテルの情報では、連休中の予約状況は前年の6~7割にまで回復しているという。那覇市内のホテルでは、9月の稼働率が30%未満だったものの、4連休中においては70%程度の稼働率を見込んでいる。

ホテルの担当者は、「感染者数が落ち着いてきたため、連休の直前に予約が入ってきた」と話した。

航空会社の予約状況

航空各社によると、連休前の予約数は前年の20~30%であったものの、連休中にはANAにおいては予約数が55%、JTAでは70%ほどにまで回復し、航空関係者は「普段の週末に比べると予約は多い」と歓迎している。

一方でこの予約率の増加は9月の連休中のみにとどまっており、10月の予約はまだ伸びていないと指摘した。

さらに4連休で多くの人が旅行に出かけていることから、この期間に感染者が増加することを懸念する声も上がっている。

 

那覇市の国際通りにある土産店は、観光客の減少によりコロナ第一波の4月から約2か月間休業していた。店長を務める70代女性は、「再開後も売り上げは9割減」と、売り上げが伸び悩んでいるという。

さらに国際通りには未だ休業中の店舗もあり、「どこも経営は厳しい。もっと国際通りに客が来てほしいし、知事が観光をもっと県外に発信してほしい」と話した。

Go To トラベルキャンペーンに消極的な声も

各地で観光客が増加している背景には、連休だけでなく「Go To トラベルキャンペーン」の影響もある。

一方で「Go To トラベルキャンペーン」には消極的な声もあり、株式会社アスマークが実施した、「Go To Travelキャンペーンに関する調査」の結果に反映されている。

 

この調査は20歳から69歳の男女600名の中で「Go To トラベルキャンペーン」を認知している569人を対象に実施された。調査ではキャンペーンの利用状況や、今後の利用予定について複数回答可で訪ねている。

その結果、「利用するかどうか未定」が55.0%で、「条件が合えば利用したい」が30.9%、「利用する予定」が8.4%、「すでに利用した」が0.9%となった。

なお「利用する予定」と答えた人の割合が最も高かったのは関西エリアの20~34歳の男性で21.7%であったという。

前述のように全国で人の行き来が増加することで、新型コロナウイルスの感染がさらに広がるのではという懸念の声もあり、難しい状況が続いている。

 

連休中のホテルの稼働率や飛行機の予約率は好調であっても、9月全体でみると稼働率30%しかないというホテルも多く、連休中の観光客の賑わいを手放しで喜べない状況も続く。さらに10月の稼働率や動きも見えないことから、以前として苦境に立たされている。

政府の発表でイベントの入場制限も緩和され、連休の人の動きが非常に活発になっている中、横浜スタジアムで開催されたDeNA対巨人戦は1万3,160人を動員し、新型コロナウイルスの感染拡大以降、国内でのスポーツ観客が初めて1万人を超えた。

また一部のシネコンは全席販売を再開している。

 

今後の政府の判断や、全国の感染状況についても注目が集まるが、来月から東京都発着の旅行も「Go To トラベルキャンペーン」の対象になることから、旅行者の動きについても注目される。

観光業が苦境に立たされている中、果たして「Go To トラベルキャンペーン」はどのような役割を果たすのだろうか。

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