新型コロナ感染拡大によりフランス,ドイツで2度目のロックダウン

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再び新型コロナウイルス感染が拡大しているヨーロッパでは、春に解除したロックダウンが再度言い渡されている。

中でもフランスは1日の感染者数が5万人を超える日もあり状況は深刻だ。

フランスでは10月30日からロックダウン

フランスのマクロン大統領は、28日新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、10月30日から12月1日までの約1か月にわたり、フランス全土における都市封鎖(ロックダウン)の実施を発表した。

ロックダウンが実施されることにより、国民は必要不可欠な商品の購入や、医療処置を受けたり、運動や健康のために毎日1時間外出する以外は、自宅での待機が命じられることとなる。

また外出時には特別な証明書の形態が義務付けられ、警察官によるチェックも行われるという。

 

しかしながら今回のロックダウンでは3月に実施された前回のロックダウンとは異なり、雇用主が在宅勤務が不可能だと判断した場合には出勤が認められるほか、多くの学校は閉鎖されない。

一方でレストランやカフェ、生活必需品を販売していない小売店については少なくとも2週間は閉鎖される予定だ。

マクロン大統領はテレビの演説の中で、「ウイルスは、最も悲観的な予測さえも超えるスピードで流行しており、われわれは突然の感染加速に圧倒されている」と現状について説明。さらに「感染第2波は第1波よりも厳しく、より致命的なものになるだろう」と国民への注意を呼び掛けた。

 

なお今後2週間で公衆衛生の状態が改善したと判断される場合には、政府は一部店舗の再開などを検討しているという。

フランスの新型コロナ感染者や死亡者

現地時間の27日夜フランス当局は、新型コロナウイルスによる過去24時間の死者が523人であったことを発表した。これは4月に感染が拡大し始めて以来最多の数字である。

4月に感染が拡大した当初は1日当たり1,000人以上が死亡するにもあったものの、6月~8月にかけては2桁台に抑えていた。夏休みに伴い人の移動が増えたことで再び感染が拡大し、9月に入ってからは1日当たり100人以上が死亡する日が増加しているという。

 

27日には過去24時間の感染者数が3万3,000人であったことが発表され、フランス全土にある緊急用病床の5割をコロナ患者が利用している。またパリなどを含む都市圏「イルドフランス」では7割にものぼる。

医療機関への負担が強まってきているのが現状だ。

ドイツでもロックダウンが決定

フランスのみならずドイツでもロックダウンが発表された。

ドイツのメルケル首相は、28日再び拡大をみせている新型コロナウイルスの流行に対応すべく、11月2日から1ヶ月間緊急で部分的なロックダウンの措置を講じることを発表した。

 

新たな措置においては、集会は2家族かつ10人以下に制限されるほか、私用および不要不急の旅行の自粛を促し、ホテル宿泊者は出張のみに限定される。

レストランやカフェ、バー、ジム、プール、映画館、劇場は封鎖され、それに伴いコンサートなどは中止されるものの、プロスポーツのイベントは無観客の場合のみ開催が許されるという。

さらにソーシャル・ディスタンシングの保持や衛生上のルールを順守することを条件に、学校や託児所などの運営は継続する予定だ。

 

また今回のロックダウンに伴い企業向けに100億ユーロ(約118億2,000万ドル)の支援パッケージを打ち出し、ロックダウンにおける損失を補う。

支援パッケージは従業員が50人以下の中小企業に対し、昨年同月の売上高の75%を受け取れる。

 

メルケル首相は16州主張との会合後、感染状態が極めて深刻であることや、直ちに行動を取る必要があると明言しており、同時に新たな措置による経済的な影響を最低限にとどめることが目的であることも説明した。

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