14日、Googleが提供するサービスにおいて全世界に渡って障害が発生した。
Googleで発生した通信障害
ニューヨーク時間で14日の午前6時ごろ、GmailやYouTubeにアクセスしようとするとエラーメッセージが表示される障害が発生。
アメリカやイギリスなどの欧米のみならず日本においてもGoogleの提供するサービスが利用できない状態であったものの、約1時間後にはサービスが復旧した。
実際にGoogleのサービス状況をモニタリングしている「ワークスペース・ステータス・ダッシュボード」の発表によると、サービスの大部分で障害が発生していたものの、現地時間の午前8時にはその障害が大部分で普及していたという。
障害発生で多くの人に影響
今回発生したGoogleの障害では、多くの人がその影響を受けたとされる。
実際にGmailのユーザーは世界に20億人いるとされており、ほかにもGoogleドライブなど、個人利用のみならず同社のサーバーを利用している企業も少なくない。
Twitterで「#GoolgeDown」がトレンド入りをしたことからも、その影響の大きさがうかがえる。
日本においても例外ではなく、その影響はあらゆる場面に生じている。実際にTwitterには下記のように、今回の障害において発生したトラブルについて多くの人がツイートしている。
ポケ森もGoogleもログインできない😖
YouTubeはログインしてなければ見れるぽいのでアカウント機能に障害が発生してるのかな🤔ワカラン
何にせよ何も出来ないので黙って復旧を待つしかないのだけど😔#ポケ森#YouTube pic.twitter.com/j2x9KLYuPq— ひつじ@ポケ森 (@nude_sheep) December 14, 2020
Googleにサービス障害が発生しているみたいで、Youtubeなどにログインできないみたいです。
Youtubeは右上の
「設定」→「シークレットモードを有効にする」
で見れるようになりました。Youtube見れないと死んでしまう方は応急処置としてどうぞ#YouTube #Google障害 pic.twitter.com/lOiFFpOZ0M
— にも先生 (@niorebirth) December 14, 2020
また家電や家の鍵などをGoogleのサービスと連携していたために、操作ができなくなり困っているという声も挙がっている。
僕「あのグーグルが障害?マジかぁ」
僕「まあもう寝る僕には関係ないしなぁ」
僕「OK Google、電気消して。あっ…」
Google Home『エラーが発生しました。数秒後にもう一度お試しください』— あだしまを観終えるまでつい禁 (@_nakkaa) December 14, 2020
Googleのサーバーダウン(認証系?)であらゆるサービスが落ちて、「仕事にならない」「ようつべが観れない」までは理解したけれども「玄関の鍵が開かなくて家に入れない」とか「家電のリモコン操作が出来なくなった」とかまでタイムラインに流れてきて、Google依存強すぎるなあこの世の中、と。
— ねこみみ/おかもとみかげ (@Nekomimi) December 14, 2020
さらにはGoogleが提供しているサービスでなくても、Googleのサーバーを介してサービスを提供している企業や、「ポケモンGO」などのスマホゲーム、Slackなどにも通信障害の影響が波及した。
障害発生の原因
今回の通信障害の原因について、現地時間14日にGoogleから認証システムの故障が原因だったことが明らかとなっている。
通常認証システムは、活用しているストレージ(記憶媒体)の負荷が高まった場合には自動的に容量が増える仕組みになっているものの、そのシステムが正しく機能せず、Googleの中央ID管理システムの容量が減少したことで、Googleにログインしてサービスを使用することができない状態になってしまったという。
こういった通信障害はWebサイトやインターネット上でサービスを提供している事業者にとっては珍しいことではない。実際にGoogleのみならず、AppleやAmazon、Microsoftといって世界的に有名な企業においても一時的にサーバーがエラーを起こしサービスに障害が発生した事例は少なくない。
しかしながら提供している複数のサービスに渡って障害が及ぶのは異例だという。
特にGoogleでは多岐に渡ってサービスを提供しているため、今回の通信障害の影響を受けた人が非常に多くなった。前述のように、中には自宅の鍵が開かなくなったり、エアコンの操作ができなくなったりなど、実生活にも問題が生じた人もいた。
生活におけるあらゆる操作をクラウドサービスと連携させることで、便利な生活が送れることは間違いないが、今回のような通信障害や停電といったアクシデントに対応しうる対策が必要だということも浮き彫りになった。
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