楽天がドローン配送の導入を開始

Business

楽天グループが運営するインターネットショッピングサイト「楽天市場」では、1月6日からドローンによる配送を三重県で開始した。

2020年より宅配便各社が配達員の人手不足に頭を抱えるなか、ドローン導入により業界に光が差すのだろうか。

三重県で導入開始

ドローンの導入は三重県志摩市内で始まり、市内にあるスーパーマーケットから、およそ4㎞離れた離島にある間崎島開発総合センターに商品が配送された。

ドローンは1日4回、注文を受けてから最短1時間で島に商品を配送し、1度に運べる最大量は5キロまでとなっている。

1回の注文につき利用料は500円で専用のアプリまたは間崎島開発総合センターに設置されたタブレットから注文可能となり、決済方法はクレジットカードや電子マネーを取り扱っている。

ドローン配送サービスは1月6日~1月22日の期間限定で行われ、配送対象商品は弁当や生鮮食品を含む240種類品目である。

過去に行ったドローン配送

楽天は2019年にも神奈川県でドローンによる商品配送の実証実験を行っており、当時は横須賀市内の西友リヴィンよこすか店からおよそ400品目の商品を同県内の猿島に配送した。

2016年からドローン配送サービスの開発が進み、2019年に実施された配送は国内初だった。

猿島は東京湾唯一の無人島として知られており、3か月にわたって提供されたドローン配送は年間20万人におよぶ観光客の手助けとなった。

また2020年12月末ごろ、楽天は日本郵便と戦略提携を結ぶと発表し最終合意の締結を2021年3月に目指している。

日本郵便が所有する物流網とデータ、そして楽天が持つ「楽天市場」における商品の需要予測や受注ノウハウを活用して、新しい物流プラットフォームの設計やドローンを使った無人配送の実現を連携して行う方針だ。

日本の物流問題の解消へ尽力

日本の物流業界は、過疎地域での配送、デジタル化の遅れに加えてコロナ禍でのインターネットショッピング需要の急増に伴う荷量の増加による人手不足など、大きな問題に直面している。

現在のデータから単純計算すると、このままの情勢が続けば3年後には荷量が3倍となり人手不足はどんどん深刻化していくだろう。

また、地方・過疎地域での物流も問題となっている。

今回ドローン配送を期間限定で取り入れた三重県の間崎島にスーパーはなく、住民は1時間に1本しかない連絡船で本島まで買い出しに行く必要があった。

現在の日本は高齢化社会が止まらず、日用品の買い物だけでも大変な労力となっている住民が多い地方地域も少なくない。

楽天は今後もドローンを活用した取り組みを強化していく方針で、更なるサービスの提供に力を入れ国民の生活における利便性の向上を目指している。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました