1億2000万口座のゆうちょ銀行「mijica」を終了

Business

1月8日、ゆうちょ銀行はデビットカードなどのキャッシュレスサービスに関する新しい方針を発表した。

現在実施中のサービス「mijica」は2022年に提供終了し、新しいデビッドカードに移行する。

相次ぐ不正利用

ゆうちょ銀行は、ドコモ口座・LINE pay・メルペイなど8サービスと連携してキャッシュレス対応とネットバンキングを行っていたが、2017年から不正引き出しが多発していた。

問題が表面化したのは2019年9月頃で、被害総額はおよそ6千万円にのぼる。

mijicaとは、2017年からゆうちょ銀行が発行するプリペイド・デビットカードのことで、年会費無料で上限100万円まで利用でき、銀行のキャッシュカードを持っていれば審査不要で発行可能だった。

しかし2020年にmijicaの専用サイトが不正アクセスの被害を受け、個人情報流出と不正引き出しが発生した。

ゆうちょ銀行では被害が発覚後にに半年ほど問題を放置したり、中には届け出から3年以上も対応されなかった事例もある。

サービス再開と新カードへの刷新

今回サービス終了を発表したmijicaは、安全性に不安が残る専用サイト上での新規申し込みや送金機能は停止したまま、ATMでの現金チャージや安全性の高い買い物に限定してサービスを再開する。

2022年夏にはmijicaのサービスを完全に終了して来春に新しいデビットカードブランドを立ち上げる方針で、詳細はまだ決まっておらず今後サービス内容を具体化していく。

ネットバンキングの口座連携は2段階認証を取り入れた安全性の高いシステムを13日から再開し、銀行では苦情や相談に答える窓口を新しく設置するという。

メガバンクとの比較

ゆうちょ銀行がサービスの改善を進めるなか、メガバンクの1つである三菱UFJ銀行はNTTドコモと金融事業で連携を結ぶ方針であることが発表した。

ドコモ利用者に対してスマホを活用した住宅ローンなどの金融商品の販売とポイントを使ったサービスを打ち出す見通しで、2020年度内の両社合意を目指してる。

三菱東京UFJはゆうちょ銀行に次いでおよそ4,000万の口座を保持し、みずほ銀行や三井住友銀行よりも群を抜いて利用者が多い。

対してゆうちょ銀行は口座数1億2,000万にのぼり、これは日本のほぼ全てのひとがゆうちょ銀行を利用していると言ってもいい数字である。

日本一の口座数を持つゆうちょ銀行が不正アクセスや不正引き出しの被害を受け、そのうえ対応を放置していたことが露わになったいま、銀行を乗り換える利用者も増えている。

ゆうちょ銀行はサービスの改善によって利用者の信頼を再び取り戻せるのだろうか。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました