テレビ視聴サービス「TVer」定着、視聴率に好影響

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若い世代のテレビ離れが進んでいると言われている今、ユーザー数を伸ばしているのはテレビの見逃し配信サービス「TVer」である。

1月から始まったドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」や「君と世界が終わる日に」など注目の連続ドラマが放送直後にアップされて人気となっている。

TVerとは

TVerとは、民放公式のテレビポータルサービスで日本テレビやフジテレビなど民放5社が共同で運営している。

ウェブ版とアプリ版があり、170以上の放送しているドラマやバラエティ番組を無料で見ることができる。

2015年にサービスを開始したTVerは月間動画再生数1億回を突破し、10代から20代の世代を中心にユーザー数が増え続け、認知度が上がっている。

インターネットに繋がればパソコンやスマホなどどこからでも視聴することができ、番組の放送終了から7日間見放題なうえに全国に対応した番組表を閲覧することもできる。

若者を中心に広がるテレビ離れ

2020年に総務省が公表したテレビのリアルタイムにおける視聴者は10代から20代を中心に減少しており、反対にインターネット利用時間は増加している。

特に19歳から22歳の大学生を中心とした年代は動画配信サービスYouTubeをよく視聴する傾向にあり、インターネットサービスの拡大によってテレビ離れは年々深刻化していた。

一人暮らしの生活様式にも変化が見られ、大手不動産仲介業者のアットホームが全国の20代社会人を対象に実施したアンケートではテレビを現在持っていると答えた人が8割に対し、絶対に必要とは限らないと答えた人が半数近くにのぼった。

テレビ業界に好影響

テレビ離れが進む一方で「TVer」は視聴率に好影響を与えている。

ユーザー数の増加にともない、TVerで公開中の番組は後半に近づくにつれて視聴率が上がり、以前は初回だけ高視聴率で徐々に低下していくのが一般的だった数字の伸び方が変わってきていると言う。

完全無料のTVerは動画視聴中に飛ばすことができないCMがはいり、広告を出稿する側からは高評価を受けており、サービスの拡大と共に月間再生者数の増加を目指している。

アプリ版ではランキングやジャンルごとの番組選定、マイリストなどのサービスや視聴予約として気になる番組の放送前に通知を受け取る機能もついていて、ユーザーから評判だ。

テレビとスマホ、パソコンなどの端末を繋げて動画を視聴できるGoogle Chromecastを使えばTVerをテレビに映し出すことができるため、大画面で複数人のテレビ鑑賞にも向いている。

番組放送をリアルタイムで見る生活から自由に時間を選べる時代へ、現代のライフスタイルに柔軟にフィットするTVerは今後もサービスを広げていくだろう。

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