三菱UFJ銀行が口座手数料を導入

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1月22日、三菱UFJ銀行は2年以上の利用が確認されない口座に対して手数料をかけると発表した。

各銀行ではインターネットバンキングの使用を促すために多様な手段をとっている。

三菱UFJ銀行の手数料

三菱UFJ銀行は、7月以降に開設した貯金口座で2年以上使われない場合に1,320円(税込み)の手数料をとることを決定し、徴収した手数料は口座の管理費用や維持費に活用するようだ。

6月末までに開いた口座や定期預金、外貨貯金などがあるユーザーは新手数料の対象外となる。

同じように未使用の口座に手数料を設ける対応を三井住友銀行が2021年4月から導入予定で、メガバンクの1つであるみずほ銀行では今月18日に紙の通帳を発行する際に1,100円の手数料を導入済みだ。

手数料導入による新サービス

三菱UFJ銀行では、ユーザーの獲得または継続を促し、インターネットバンキングの利用者を増やす対策として新たにポイントサービスを開始する。

アプリなどから申し込みをしたり、ネットバンキングを使うと契約状況に応じてローソンや提携店舗で使える全国共通の「Ponta」ポイントが貯まる。

さらに紙の通帳からネット通帳に移行すれば、コンビニATMの手数料と他社銀行あての振込手数料が月に1度ずつ無料になる。

三井住友銀行では、口座残高が1万円以上あるユーザーやネットバンキング利用者には口座管理のための手数料はとらないとしている。

広がる手数料の導入

手数料の導入は大手メガバンクだけでなく地方銀行にもその波は広がっており、横浜銀行は2月から通帳発行手数料を導入し、静岡銀行や茨城県の常陽銀行では2020年に未使用の口座に対して手数料をとるようになった。

手数料導入の動きが広がっている背景には、銀行口座の不正利用を防ぐためのセキュリティ強化や長引く低金利によって銀行側の経営コストがかさんでいることが伺える。

また、一定の期間未使用の口座は犯罪のターゲットになりやすいという面もあり、安全性と管理体制を整えるために手数料の導入は不可欠だったと言える。

紙の通帳は、印紙代や人件費を含めると年間で数十億円の経費がかかっているのでネットバンキングの促進によるデジタル化で銀行の負担は軽減するだろう。

紙の通帳はユーザーにとってもデメリットが多く、通帳記帳のために銀行へ出向く必要があったり、印鑑を届け出ることによってネットバンキングよりも支払い手続きに手間がかかる。

ネット通帳は30年分の明細を閲覧することも可能で、みずほ銀行では公共料金の支払いや住所変更などの手続きにおいて印鑑が不要になると発表している。

手数料導入とデジタル化の動きはクレジットカード会社や保険会社も取り入れていく見通しで、通帳と印鑑、書類がいらなくなる効率的な取り組みが進んでいくだろう。

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